2010年6月26日土曜日

歌えない曲のタクトを振る

Hikaruです。こんにちは。

少々ご挨拶が遅れましたが、
この度UT-IRISの新代表になりました。



そんな訳で最近、ふと「東大生の国際化」とは
いったい何を指しているのだろうと思います。


取り巻く少子高齢化や経済のグローバル化。

将来、日本の経済水準を現状以上に保とうと思えば、
必要とされる外国語を運用できる「人材」が潜在している
東大生の「国際化」が必要である。

・・・という議論の理解はできます。


しかしそれはマクロレベルの議論に過ぎません。

東大生一人ひとりが、国際化の結果として
幸せになるかどうかはその人次第。
善し悪しはretrospectiveにしか分かりません。

以上のような理由で、国際化の必要などない
と言われたら、なかなか反論はできません。

究極、その人の意志が「国際化」に
存在しなければ我々の試みは失敗してしまうのです。


つまり「東大生の国際化」を考える時に必要なのは:
  • 国際的になりたいと志す人にはそれを手助けする
というレベルだけではありません。
  • 東大生一人ひとりのやりたいことができる場所として「国際化」を提示する
こともそれ以上に重要だと私は思います。



その話とは別に、代表になってからは
私はリーダーとして何が足りないかについて、
メンバーに「個人面談」してもらいながら考えています。

3代目にして、英語といったスキルもないし
カリスマ性もフレンドリーさもない
平々凡々とした人間が代表になってしまいました。

「国際化」という自分ではうまく歌えない曲。

すばらしい音色を奏でるメンバーに対して
さて、指揮者の私はどうやってタクトを振ろうか?

メンバーたちから教えてもらったヒントは「情熱」。

まだまだ頼りない代表かと思いますが、
熱意を持って「東大生の国際化」に取り組もうと思います。

そういうわけでみなさま、どうぞよろしくお願いします。
例によって、最後に私の好きな言葉を。
Denn nichts ist für den Menschen als Menschen etwas wert, was er nicht mit Leidenschaft tun kann. - Max Weber

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