2009年11月21日土曜日

日ASEAN学生会議!

はじめまして。工学部三年の香取です。


11月13~18日の6日間、日本国際協力センター(JICE)の主催する「日ASEAN学生会議」というプログラムに参加するために仙台に行ってきました。
このプログラムは、2007年に日本政府が立ち上げた「21世紀東アジア青少年大交流計画(JENESYS Programme)」の一環として企画されたものです。
ASEAN各国の学生12名×10カ国と日本全国から集まった学生30名が、「環境」、「政治と経済」、「地域アイデンティティ(政治・文化)の形成」の3つの分科会に分かれて、「ASEANと日本の将来のパートナーシップ」をテーマに熱いディスカッションを行いました。
そして、ディスカッションの成果(3つのテーマに対して政府がやるべきことと私たち若者ができること)を各国政府へのJoint Statementとしてまとめ、最終日にはそれを外務省で発表をしてきました。
(ちなみに移動費、宿泊費、食費を含め、参加費は無料でした!)

私はASEANの国の中ではカンボジアとベトナムにしか行ったことがなかったので、プログラムに参加するまではASEANと言えば「日本のODA事業が盛んに行われている発展真っ最中の地域」というような印象が強かったのですが、実際に各国からの参加者と話してみると、国によって経済状況や人々の暮らしはまったく違っていて、この多様性が個人的にはかなり新鮮でした。
(e.g.みんなで買い物に行った時、「何もかもが珍しい」と言うように写真を撮りまくるカンボジア人の横で、ブルネイ人は「このブランド大好きだから良く着るの」みたいなことを言っていたり…etc.)
6日間生活を共にすることで、日本とASEANの共通点/相違点はもちろんのこと、ASEAN内の共通点/相違点も少し見えてきた気がします。

それから、ASEAN各国の代表として参加している学生はみんな本当に優秀で、「将来は自分が国を背負っていくんだ」という高い意識を持っている学生も多かったです。
流暢な英語(国によって訛りはありますが。)で豊富な知識を披露し、ディスカッションをぐいぐい引っ張っていくASEANの学生を見ていると、こんなにユルい学生生活を送っていてはダメだよなと反省させられました。
また、今回のプログラムの日本人参加者は、国際交流や留学などの経験が豊富な人が多く、IRISという国際交流系の団体に携わっている者としていろいろと勉強になりました。


そんなこんなで、すごく濃厚で刺激的な6日間でした。
今回巡り合ったたくさんの素敵な仲間たちとの交流を今後も続けていきたいと思っています。
そして今度の春休みにはみんなを訪ねてASEAN10カ国めぐりの旅に行きたいなー、と画策中です♪

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