2009年5月22日金曜日

東大生活5年目の雑感

こんにちわ、はじめまして。こうです。
工学系研究科に進学しまして、現在防災分野の研究室にいます。
ということも関係して、最近IRIS内でも非常に憎まれている新型インフルエンザについて、発生からの追跡調査をすることになりました。
こういう調査・分析が入ってしまうので、最近は否応なしに研究室へのコミットが高くなっています。

今回のターン(響き悪いですかね)では、東大のいいところ、悪いところについて考えてみようということになってます。
■いいところ
【人】
優秀にもいろいろあると思うんですが、
いわゆる試験を非常にうまくやりきる人、たまにエッジを利かせた意見を述べる人、推進力がある人、要領がいい人などなど、
見てるといろいろ気付くことや考えさせられることも多くて楽しいです。

で、たまにとんでもない人がいます。
いままで何人か思い浮かぶ人達がいるのですが、やはりそういう出会いが歩みの加速度を飛躍的に上げてくれる。
そんな出会いがごく稀にでもあるということは、東大に通っててよかったと思えるとてもありがたいことです。

【大学・研究】
やりたいことがあって、それを実現するために必要な「レバレッジ」とでもいうのか、リソースは他大学と比較すれば豊富にあるなと思います。有効に活用できているのか、されているのかは藪の中なのですが。。



■悪いところ
【研究】
Liさんも書いていましたが、研究室の閉塞感というのか、そういうものをよく感じます。
自分のやっている研究内容には満足をしているのですが、縦割りすぎる。
すごく狭いコミュニティの中での生活というのは、4年生の1年間しっかりやってみようと思って頑張りましたが、息苦しいものです。革新的なものを生んで行くということを考えたときにも、この構造には致命的な欠陥があるように思います。
また、類似するような研究が複数箇所で進んでいるのでは?と思うこともあり、他学部を含めより連携する体制があるといいと思います。

【大学】
自分がいる学科(好きかどうかは別の話)では海外インターンに派遣してくれたり外にも目を向けさせてくれる環境がありました。ただ、全学を通じてそのような環境を醸成しているかというと、そのようなことはない。
また、制度があっても組織ごとにバラバラで連携が取れていなかったり、制度があっても周知されていなかったり。そういう状況にもどかしさを感じることが多々あります。

余談ですが、全学に1年間の留学を課すという制度があったらいいなぁと思ったりします。
海外に興味がある学生もない学生も。
外から日本を見つめ直して日本の問題を再認識する人、日本の良さに誇りを持つ人、海外の異文化に触れ自らの中に多様な価値観を取り込んでいく人、より自分に合った文化を見つける人、英語の必要性を痛感する人、自分の大学生活を海外の大学生活と比較してヌルさに気付く人などなど

自由な時間を過ごすことができる大学生活の、なるべく早いフェーズでこの経験をできたら、大学生活はもっと充実するんじゃないかなぁと個人的に思ってます。

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急ぎ足で書いてしまいましたが、今後も団体に入ったきっかけとか、いまやっている海外に関する研究とか書いて行けたらと思っています。


文章もおもしろくなるように練習しなければですね。
お付き合いありがとうございました。
それではまた。

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