2010年3月17日水曜日

終わりと新たな始まりの季節



お久しぶりです、湯浅です。


先日、三月でIRISを卒業するスタッフの送別会がLab caféで行われました。

長い間一緒に活動してきたメンバーが人生の新しいステージへと進むのは喜ばしいことですが、学校で気軽に会ったりできなくなるのはとても寂しいです。


私自身も、研究室での生活とは三月でお別れです。

私の所属する学科では、同じ研究科の大学院に進む学生がほとんどですが、私は違う院に進学することに決めたので、今年卒業して四月から社会に出て働く修士2年の先輩方と一緒に送別会で送り出していただきました。


別れの度に思うのが、日々の生活や当たり前のことの大切さ。

研究室の例でいうと、時折研究室旅行や飲み会などのイベントはありますが、日々の積み重ねでおおかたの時が経ち、生活の大部分は一見なんでもないことに費やしてきたわけです。(もちろん実験や研究にも)

みんなで一緒にお昼を食べたこととか、毎日正門から研究室まで歩いた感触とか、友達や先輩とのたわいない会話とか、別れの後にはそういう日常のことや当たり前だと思っていたことを思い出して寂しくなります。

しかも非日常的なイベントや出来事と異なり、日常を写真に撮るなど敢えて記録することは少なく、また、日常は写真で記録できないような雰囲気やイメージ・感触で覚えていることも多く、それは今後二度と感じられないことだと思います。

だからこそ、何気ない一日一日を大切に、また、当たり前のことを大切にしながら日々を送りたいです。

あとはどこを発つにしろ、立つ鳥跡を濁さず、のとおりきちんとこれまでの環境や関係をきれいにして飛び立ちたいですね。


私は研究科が異なるとはいえ四月からも東大に通うわけで、また今まで通り実家から通うわけで、それほど大きな変化はないにもかかわらず、これまでの生活や友達から離れる寂しさと、新しい生活に対する期待+少しの不安をかかえています。

就職されたり、一人暮らしを始めたり、四月から新しい環境に身を置く方の寂寞感や期待、不安感は私より余程大きいことでしょう。

新年度の皆様のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。

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